猫に学ぶ

ニャーとの暮らしも1年が経った。

幼さは消え、ずいぶんと男前になったもんだ。なんだかうれしい。とってもうれしいんだよな。

僕はこいつを飼っているという感覚はまるでない。腹が減ったらニャー、甘えたいときにテントに入ってきてニャー、寒い夜は布団に入れろニャー。ストーブ着けろニャー。

ニャーはニャーと鳴くだけ。あとはおまえ(僕)が考えろ的な。

こんな傲慢な態度に喜んで服従してしまう僕。僕は50歳後半にさしかかり猫にいろいろと学ぶのだ。