ぼくの朝食

脳梗塞で入院した際、食事の指導を受けた。卵はコレステロールの関係上一日1個か2個だったような気がする。なので朝食の目玉焼きはやめて卵かけご飯に変更。食堂の女将さんはぼく専用で、特別にいい卵を用意してくれている。

この配膳に納豆と味噌汁が付くのだが、味噌汁は塩分が高いので朝食では抜いてもらっている。納豆は嫌いだから食べないのでいつも怒られていた。最近やっとあきらめたようだ「いっちょん言うことはきかん(怒」(全然言う事を聞かない)ってブツブツ言っている(笑

特別に取り寄せてくれているだけあってキレイな卵だ。

女将さんの小鉢は最高にうまい。

このかぼちゃもそうだが、野菜や根菜等を食堂を利用している農家の人たちが持ち寄ってきてくれている。この油揚げもそうなのだ。豆腐屋さんから驚くほどたくさんの量の豆腐や油揚げが届けられるので、届けられたものを更にお客さんにお裾分けしている。

女将さんのきんぴらは天下一品だ。甘辛いさとピリ辛、ごま油の風味がよくこれだけで飯が何膳でも食える。

晩飯で袋麺の「うまかっちゃん」が食べたいといえば作ってくれるし、カレーが食いたいといえば次の日にはカレーが出てくる。ぼくはほぼメニュー表にないものばかりを注文している。

ちょいちょい女将さんが「今日は鰻があるけん、鰻にしょうか?」といろいろとおかずを工夫してくれるのだが、ぼくは「食わん」と一言。そして他のモノを注文する(笑 「いっちょん言うことはきかん(怒」(全然言う事を聞かない)ブツブツ言っている。70歳のおばーちゃんだが、その姿がなんだかかわいいのだ(笑

そんな姿をみていると、僕は幸せなのだなと思うのだ。