かかわりかた

古いモノが好きというわけではない。カッコいいものが古い年代のモノだったということである。

 1996年くらいに製造されていた YAMAHA MX12/4 というPAミキサーということだが、このメカメカしい調整デバイスの多さがたまりません。ミキサーのことなんて全くわかりませんが、この古びた佇まいからくるカッコよさは男共にはご理解いただけると確信しています。

 そもそもなぜこんなに大きなミキサーがバーのカウンターに鎮座しているかというと、去年の「第一回鶴田健之生誕祭と学芸会」で使用されていミキサーがコンパクトサイズのミキサーで接続チャンネル数が少なく、演奏者ごとに配線の切り替えやら音質の調整等で鶴田さんが大変な思いをされていたのを目の当たりにして、おじーちゃんの負担がちょっとでも軽減できればいいなと思いネットから拾ってきたミキサーなのです。

 このミキサーが歴代どんなユーザーを経由しどんな使われ方をしてきたのか知る由もないが、この先毎夜バーのBGMはこのミキサー通し流れ、この先このバーを訪れるミュージシャン達の奏でる音はこのミキサーを通り客の耳に届く。そんなことを考えながらぼくはこいつを眺めていた。使い捨ての時代といわれ、最新の技術を注がれた新製品が幅を利かせる時代を全く否定するものではないが、数十年の時を経てこのバーにたどりついた。大丈夫だよ、日常使いとして壊れるまで使い込んでもらえるから。

 このギターはマスターがリサイクルショップで見つけてきた古い12弦ギターです。

流れ流れてこのバーにやってきて(天板のサインは三宅さん)、まさかあの三宅伸治さんに弾いてもらえるなどこいつも夢にもおもっていなかっただう。ギター横の色紙には故 忌野清志郎さんのサイン。
すごいなー、人生って。なにがあるかわからない。