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忘れかけている懐かしい味
「ちょぼ焼き」である。この呼び名に何の疑問も疑いもない。ガキの頃から「ちょぼ焼き」なのだ。だから「ちょぼ焼き」の名前の由来などググりもしないのだ。 ちょぼ焼きな…
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マルチョ丼
丸腸ことマルチョである。丸腸を丼にしたのでマルチョ丼。丸腸を焼いてタレにくぐらせて出来上がり。マルチョウ丼ではなくマルチョ丼。 丸腸の脂の甘味と白米の甘味、そ…
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時には失敗もあるトライアンドエラーなのだ
見るからに下品な絵面であるが下品なものほど欲をそそる。 脂なのかコラーゲンなのかよくわからない塊だが噛めばにじみ出る甘さは間違いなく脂の甘さである。この物体…
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飛び道具を手に入れた
うちのミミはいい番犬だ。微かな異変を僕に知らせてくれる。それが真夜中であろうと明け方であろうと。だから僕は安心してテント暮らしができている。 ミミが何に向かっ…
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誕生日に情熱のバラをおもう
今の会社にお世話になることになって3回目のバースデーケーキ。最初はとっても恥ずかしかった。ぼくは祝ってもらうことに慣れていない。去年のケーキはちょっと恥ずかしけ…
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かつ丼屋でとんかつを食う
この店はとんかつ屋ではなく、かつ丼屋を名乗る店である。しかし僕はこの店で「かつ丼」を食べたことがない。 かつ、ご飯、漬物、キャベツ、各々が絶品である。要は一…
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一日の〆
正月休みの9日間ぼくは何をしていたのだろう。遊んでいたのか、ボーッとしていたのか、仕事をしていたのか、夢を見ていたのか。とにかくめんどくさい休暇を送っていたのは…
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テント暮らしのフク丸
半年くらい前だろうか痩せたキジ猫が近所のコンビニに姿を現すようになったのは。よく見れば猫の耳は桜耳、俗に言う地域猫というやつである。 郊外にあるコンビニであ…
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令和七年一発目
所用でテントに戻るのが遅くなた。ミミとニャーに餌をやり先ずは何よりもストーブ点火。吐く息全て煙のように漂っている。気温計に目をやると-1.5℃、息も漂うわけだ…
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年末の夜の備忘録
今日一日、いいこともわるいこともかなしいこともうれしいこともそれぞれの胸の中にあっただろうけれど今日一日が笑顔で終われるならそれは素敵なことだと思います。 そん…